こんにちは。大阪の社会人/大学生向け個別指導予備校‐SPI数学塾の吉田です。
新大阪駅から徒歩5分の事務所だけでなく、大阪駅・梅田駅周辺等のカフェへの出張授業、オンライン授業も可能。
看護受験の数学・英語・現代文・小論文・志望動機書の書き方・面接・SPI等の授業をしています。
↓INPEX大学別採用状況(2001-2017合計/2022年)データ・グーグルスライド
https://docs.google.com/presentation/d/1BsA1tAvf_sfcb5-izy9otxs-gS43KQS_fL_H4gKwHTQ/edit?usp=sharing
国内最大手の石油・天然ガス開発企業であり、政府が黄金株を保有する「国策企業」としての側面も持つINPEX(旧:国際石油開発帝石)。その採用データと選考対策について、志望する大学生へのアドバイスを整理しました。
1. 採用大学の傾向と学歴層の分析
2001年から2017年の累計、および近年のデータを俯瞰すると、非常に高い「学歴の壁」と「特定分野への集中」が見て取れます。
- 最上位国立大と早慶の独壇場: 東京大学を筆頭に、京都大学、一橋大学、東京工業大学、そして早稲田・慶應といった最上位校が採用数の大半を占めています。これは、エネルギー開発という巨額のプロジェクトを動かすための高い論理的思考力と、専門性が求められるためです。
- 「語学の精鋭」へのニーズ: 東京外国語大学が上位にランクインしている点は特筆すべきです。世界中がフィールドとなる事業特性上、単なる「英語ができる」レベルを超えた、高度な語学力と異文化理解を持つ人材がビジネス職(事務系)で極めて高く評価されています。
- 理系の層の厚さ: 九州大学や筑波大学など、地球科学、資源工学、機械、電気といった専門を持つ理系学生の採用が安定しています。
2. 職種別採用と文理の構成
採用は「ビジネス総合職(文系)」と「技術総合職(理系)」に分かれています。
- 採用比率: 近年はビジネス職約20名、技術職約20名と、概ね1:1の割合で採用されています。理系が圧倒的に多いと思われがちですが、文系学生にも十分な門戸が開かれています。
- 職種の専門性: 技術職はさらに「探鉱・評価」「掘削・生産」「施設」「HSE(環境・安全・衛生)」などの細かな分野に分かれて採用されるため、自身の研究分野がどの工程に寄与できるかを明確にする必要があります。
3. SPI対策(テストセンター)
INPEXの適性検査は非常に重要で、最初の大きな関門となります。
- 形式: 例年、**SPI(テストセンター形式)**が採用されています。
- 科目の特徴: 言語・非言語に加え、**「英語」**が含まれるのが特徴です。
- 目標ボーダー: 非常に倍率が高いため、通過には7割〜8割程度の得点が必要な「高ボーダー企業」です。特にビジネス職志望者は、非言語(推論問題など)で取りこぼさないよう、徹底的な演習が求められます。
4. 面接での留意点と留学生採用
面接では、エネルギー安全保障を担う一員としての「覚悟」と「協調性」が問われます。
- 「なぜエネルギーか」「なぜINPEXか」: 商社や他のインフラ企業ではなく、なぜ「上流開発」なのか。日本のエネルギー自給への貢献という大きな視点と、自身のキャリアビジョンをリンクさせて語る必要があります。
- 論理的な説明力: 技術職の場合、自身の研究テーマを「専門外の人にも分かりやすく、かつ論理的に」説明する力が重視されます。プロジェクトの巨大さゆえに、多種多様な関係者と合意形成する能力が必須だからです。
- 留学生・グローバル採用: 極めて積極的です。海外大学卒業生や留学生向けの枠も確立されており、海外売上比率が高い同社において、グローバルな視点を持つ人材は即戦力として期待されます。
志望する学生へのメッセージ
INPEXは、採用人数が少ない一方で、その一人が背負う責任とプロジェクトのスケールは世界規模です。まずはSPIという「数字の門番」を突破するための基礎体力をつけ、その上で「世界のエネルギー地図を書き換える」という気概を持って、自身の専門性や語学力をアピールしてください。


コメント